徹底した衛生管理で安心の治療を
当院の衛生管理設備
「患者さんに少しでも安心・安全な環境を」と考えた時、滅菌関係は優先的に力を入れたい項目の一つでした。
当院では、医療先進国ヨーロッパ規格EN13060に準拠したクラスBオートクレーブ「IC Clave」やウォッシャーディスインフェクター「IC Washer」を導入し、治療に使う器具の滅菌を高レベルで行っております。患者さんと術者の双方に安全性をもたらす滅菌・洗浄設備を実現させております。
クラスBオートクレーブ
ウォッシャーディスインフェクター
院内定期清掃を毎月実施
当院では定期的に院内の清掃・除菌を専門の業者に依頼しております。自分たちで清掃を行うことはもちろんですが、外部に院内の除菌を依頼することで、より清潔な院内環境を実現できます。
単にほこりや汚れを落とすだけの清掃ではなく、感染源を根こそぎ取り除くことを目的とした定期清掃です。専門清掃スタッフが、除菌洗剤、抗菌ワックス、除菌効果のある清掃用具を用い、院内の清掃を実施しております。
関連:カリーナの病院清掃 http://www.carina.ne.jp/souji/inkan.html
歯科外来診療環境体制加算
当院は、全国の歯科医院の一割程度しか認められていない歯科外来環を取得している指定歯科診療所です。厚生労働省の定める「歯科外来環境体制加算」(以下、外来環)が受理され「歯科外来診療環境施設基準歯科医院」に認定されております。
ここでは歯科外来環の条件になっている設備・体制などについてご紹介いたします。
口腔外バキューム
タービンでの切削時における粉塵や水しぶきを強力に吸引することのできる口腔外サクションです。院内空気中に汚れが浮遊するのを防ぐことができ、院内の空気を清潔に保てます。
クラスBのオートクレーブ(高蒸気圧滅菌機)
基本セットやインプラント等の外科治療に使用する器具を滅菌する時に使用します。クラスBオートクレーブとは、ヨーロッパの基準EN13060に準じたオートクレーブのことで「あらゆる種類の滅菌物を完全に滅菌できる」ということを意味します。
オートクレーブは、上からB⇒S⇒N…とクラス分けされ、一般的な歯科医院で使用されているオートクレーブは、ほとんどがクラスNです。
近年、報道などでクローズアップされた歯科用タービンなども、当院では患者さん毎に滅菌・交換を徹底しております。
使い捨てグローブの交換
患者さん毎に目の前で使い捨てタイプのグローブを交換するように徹底しています。
治療中にいったんチェアを離れた場合は、戻ってきてからも新しいグローブに交換いたします。患者さんのお口の中を素手で触れるようなことは絶対にありません。
AED等の救命救急用器具や薬剤の配備
- AED
- 血圧計・パルスオキシメーター
- 酸素ボンベ
- 救急用蘇生セット
歯科衛生士の常勤・歯科医師の安全対策研修修了
歯科医師が指定された安全対策に関する研修を修了しています。常勤の歯科衛生士も在籍しています。
外来環とは
以下の条件を満たす歯科医院が、社会保険事務局に届け出を行うことで受け取ることができる保険点数です。外来環とは厚生労働省の指定した安全基準『歯科外来診療環境体制(外来環)』のことです。
- 指定された安全対策に関する研修を修了した常勤の歯科医師がいる
- 国家資格を持った歯科衛生士が勤務している
- 救命救急の器具や薬剤や医療機器(AED、血圧計、パルスオキシメーター、生体情報モニター、酸素ボンベおよび酸素マスク、救急蘇生セット)が常備されている
- 診療における偶発症等緊急時に円滑な対応ができるよう、別の保険医療機関との事前の連携体制が確保されていること
- タービン等、口腔内で使用する器具について、患者さんごとの交換、専用の機器を用いた洗浄・滅菌処理を徹底している
- 感染症を持った患者さんに対応できる設備とシステムを常時整備している
- 口腔外バキューム(歯科用吸引装置等)を設置していること