• 口臭が気になる?

    最近、「口臭が気になる・・・」「歯ブラシたくさんしてるのに・・・」
    このような患者さんもよく来院されます。
    必ず私は口臭の原因を列挙させていただいております。

    1. 他覚的口臭:いわゆる真性の口臭です。特に舌苔(舌の汚れ)、食道や胃の粘膜が炎症を起こしてたり様々な原因が考えられます。
    2. 口腔内が原因の口臭:歯周病や虫歯に起因します。
    3. 口腔外に原因の口臭:糖尿病や慢性腎不全、肝機能障害、便秘など
    4. 生理的口臭:健康な人にも認められる、人種・民族性の正常な口臭
    5. 起床時口臭:就寝時の唾液分泌量低下による口腔内細菌の増加など
    6. 緊張時口臭:極度の緊張時における口腔内の乾燥による口臭(アドレナリンの分泌とともに唾液分泌が減ります。)
    7. 老人性口臭:加齢変化による口臭(唾液を出す唾液線の萎縮などにより唾液分泌量が減少したり成分が変化します。)
    8. 食物由来・嗜好物の口臭:ニンニク・ニラ・アルコール・タバコなど
    9. 自覚的口臭:他人、器械では感知できない口臭
    10. 精神的要因:現実には存在しないが臭いを感じているもの

    その他、微量に本人にしか感じられないものなど様々です。
    意外と多いのは項目④の便秘による口臭かもしれません。
    便秘により体内に溜まったメタンガスが血液中に溶け込んで口臭として発生します。
    タンパク質の多い食事でも悪玉菌の問題など様々です。最近はロイテリ菌の話題もあるので
    菌活がこれからのブームになりそうです。最近口臭が気になっている方は、今一度ご自身の食生活を見直してみては?

  • 咬合関連症候群とは?

    咬合関連症候群とは噛み合わせの以上から引き起こされる全身症状のことを言います。
    噛み合わせは数ミクロンのズレでも様々な症状を引き起こします。
    頭痛、肩こり、めまい、冷え性など慢性的な症状は病院でも自律神経失調症やメニエール病と診断されがちです。
    このような症状の場合、噛み合わせを改善させるだけで劇的に改善に向かうことがあります。
    噛むという行為は全身に深い影響を与えています。口も消化器という大切な器官であることを忘れないようにしましょう。

  • 亜鉛の欠乏と味覚

    「味がわからなくなった」
    「舌がヒリヒリする」

    このような症状で悩まれている患者さんに当院では血液検査を勧めて亜鉛の数値を確認することがあります。
    低下していれば、亜鉛不足による症状が疑われます。
    鉄分が不足していれば鉄欠乏性貧血になることから、金属アレルギーだからといって、
    食物含有金属を摂取しないと問題になることがあるので、医師と相談して食事を決めるのが良いと思います。

    食品名 亜鉛(100gあたり)
    牡蠣(生) 13.2
    豚肉(レバー) 6.9
    ほや 5.3
    牛肉(肩) 4.9
    かに缶 4.7
    牛肉(肩ロース) 4.6
    牛ひき肉 4.3
    牛肉(テール) 4.3
    たいらがい 4.3

  • 金属アレルギーに対する減感作療法と抗原除去療法

     アレルギーの治療法に減感作療法があります。これはアレルゲンを少しずつ体内に取り込んでいくことでそれに対する過剰な反応を減らしていく治療法です。
    しかしながら金属アレルギーにはあまり有効ではないという報告もあるので、装飾品から金属アレルギーを全て除去する抗原除去療法が現在のアレルギーに対する一般的な治療法となっております。

    そういえば昔はハウスダストなんてなかったな〜と思うと、空気清浄機の普及してない時代ということもあり、減感作療法を受けてたのかな?と考えさせられます。

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  • アレルギーの歴史と言葉

     紀元前27世紀にエジプトのメネス王が蜂に刺されて死んだという古文書があり、
    これが最初のアレルギーではないかと言われてます。
    アレルギーという言葉はギリシア語の「allos(変わった、違った)」と
    「ergo(作用・効力)」を組み合わせた造語で、1906年に小児科医師が
    “Allergie”という論文で初めて用いました。
     近年、学術用語でアレルギー(allergy)とは抗原にさらされることで
    個体が正常よりも過敏に反応して組織障害を起こした状態をいいます。
    またアレルギーの原因となる抗原をアレルゲン(allergen)と呼んでます。
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  • 骨粗鬆症の橋脚

    歯科医師は糖尿病、骨粗鬆症と聞くと一歩引いてしまうところである。しかし我々歯科医師にそれを治療する必要はないが、その病態を正しく理解しなければならない。骨粗鬆症とは骨が量的に減少した状態である。原因には加齢的な変化や閉経、栄養問題、運動不足、筋肉量の減少、エストロゲンの過剰分泌、アルコール、ステロイドなど多岐にわたっている。高齢者のものは低回転性と呼ばれ、骨芽細胞による骨形成不足が原因となり、閉経後の女性に見られるものは高回転性と呼ばれ、破骨細胞による吸収が優位になる結果起こると考えられる。骨の皮質における病態は、骨の内面から骨吸収による骨皮の菲薄化と骨髄腔の増加である。これらの状態は阪神淡路大震災前の高速道路の細い橋脚を思わせる。しかし骨粗鬆症であってもカルシトニンなどカルシウム製剤やビタミンDを投与することで骨量の回復を得ることもでき、決してインプラントの禁忌ではないのである。高速道路の架橋補強のように。

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